Pressure Drop


【評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 3件
[5点] 英国ダンディズムを魅了するブラック・ミュージック
英国ダンディズム男の

一、二をブライアン・フェリーと

争うロバート・パーマーの

土の香りと跳ねるビートが

炸裂するセカンド・アルバム。

トゥーツ&メイタルズのオリジナルであり、

クラッシュの名カバーで有名な

表題曲“PRESSURE DROP"で強靭な粘着力

を持つ喉を披露し、

アレン・トゥーサンをカバーする

プラスティック・ソウル期のボウイと

表裏一体的なソウルフル感覚は、

後のパワー・ステーションしか知らない

80’S野郎共は、聴いて度肝を抜かすだろう。

そやけど

なんで英国ダンディーおやじ達は

野暮ったい土臭さ漂う、

こんがり黒光りソウルが好きなんやろう?

摩訶不思議なエロティシズムとダンディズムの

相反する関係。
(2006-10-22)
[5点] ブルーアイドソウル
ニューアルバムがリリースされたベテランシンガー。この人のサウンドは『めちゃめちゃ渋い』ので、ライトユーザーにはなかなか理解されにくい難点を持っています。またロバートは世界中の『魅力的な音楽を』自分の中に取り込み料理するというかなり手の込んだことをする人なのですよね。なのでこれまたわかりにくいわけです。たとえば=ニューオーリアンズの音楽、スワンピーな音楽にいちはやく取り組み=それを『かなりかっこいい形で体現できている』というものすごさ。かなり本格的な黒人サウンド=まんま黒人なサウンドはびびります。

上記のような事情で日本ではマニアだけのものとなっていました。サウンドは限り無くファンキーであり、リトルフィートに近親性があると思われます=実際にバックにリトルフィートを起用してる。重心の低い音楽がロバートのお気に入りみたいですね。アラントゥーサンのカバー、レゲエ処理など彼の『趣味世界』が前面に出ているアルバムであります。ダリルホール、トッドラングレン、アランゴーリー、ポールキャラックが好きな人であるならば、はまれると思います。大衆に受けるかどうかなんて考えていなくて、『自分のハートにがつんとくるサウンドを追求』した成果なのではないでしょうか。声の説得力はへたな黒人を越えております。そしてまた特筆すべきは時代をかなり先取りしていたと言うのがよ〜〜くわかります。
ロバートの声は本当に『黒い』のです。人間感情の深い部分をダイレクトに写し出しているものであります。10点中10点 (2003-09-23)

[5点] 見逃すな!名作です。
1976年の作品です。メロウなフィラデルフィア・ソウル・サイドはホール&オーツ好きな方はきっと気に入るはず。そしてリトルフィートがベスト・プレイでサポートしているニュー・オリンズ・ファンク・サイドはボーカルがぴたりとはまり、ローウェル亡き後この人がリトルフィートに入れば良かったのになあと本気で思える充実度。見逃しがちな作品ですけど紛れも無い名作です。 (2001-11-24)
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Tag : RobertPalmer

Best of Both Worlds: Anthology 1974-2001

【紹介文】
   自らを文化的に象徴する息の長い楽曲を1曲でも作ることができたなら、たいていのポップスターは幸運かもしれない。けれども、ロバート・パーマーにとっては不運だった。スーツを完璧に着こなしたこの80年代の流行歌手は、脚線美を誇るファッション・モデルたちをバックに従えたMTVのビデオでの仮の姿によって、洗練されていると同時に、ヴァラティーに富んだキャリアの影がだいぶ薄くなってしまったのだ。だが、その「Addicted to Love」のビデオでしかパーマーのことを知らないならば、パーマーのことをまったく知らないと言ってほぼ間違いない。実際、それ以前の10年間にパーマーの見せたブルーアイド・ソウルのセンスは表面的なもので、その下には、ユーロ(「Give Me an Inch」)とシンセ(ゲイリー・ニューマンの「I Dream of Wires」)を取り入れたポップス、それにファンク、ニューオーリンズR&B、レゲエ、ロック、といったさまざまな要素が潜んでいた。けれども、スターぞろいのプロジェクト、パワー・ステーション(本作には「Some Like It Hot」や、思わず口ずさんでしまいそうなT.レックスのカヴァー曲「Bang A Gong」を収録)が商業的成功が約束されていながら、あまりにも短命に終わってしまったのは、そのせわしない創作意欲が原因のようだ。そして、「Simply Irresistible」とオルタネイティブ・ロック・ブームが実質的にパーマーのMTV時代の終わりを告げたのち、90年代の作品が、ソウル(マーヴィン・ゲイのメドレー「Mercy Mercy Me/I Want You」は聴き応えがある)や、感傷的な失恋歌、カリビアン音楽の影響、デルタ・ブルースといったパーマーのさまざまな側面を凝縮していたのも、おそらくその創作意欲ゆえかもしれない。本ベスト盤は、常にスタイルと内容がせめぎ合うパーマーのポップスを記録し、70年代中期から始まるその音楽遍歴をたくみにまとめ上げている。(Jerry McCulley, From Amazon.com)

【評価】 平均評価: 5.0/ 総数: 3件
[5点] 27年の活動の記録です
ロバート・パーマーという名前を聞くと、どこかスタイリッシュで音楽的にまっすぐで、その声を今すぐ聴きたくなります。昨年お亡くなりになったのは、早すぎるしショックでしたが、このアンソロジーは活動の記録としてふさわしい一枚でしょう。1枚目はニューオリンズ風R&B、ファンクの大好きな3枚から。3のSneakin' Sally Through The Alley はアラン・トゥーサンの曲のカバーをすっかり自分のものにしています。リズムの心地よい6のPressure Drop、そしてそのリズムがオリジナル曲でも完成度高く感じられる11の Some people can do what they likeと。でも音楽だけでなく、遊び人風ジャケ写もいずれもすばらしい初期3枚です。そして洗練されたシンガーとして評価を受けたのが4枚目のDouble Fun。13のEvery kinda people はとても温かい雰囲気のある泣かせる曲。ロック路線のSecretsからの15と、さらにその路線を進めリズムにこだわったCluesからは印象的なビートルズのカバーの19とこちらもはずせません。そしてエスニック風味の味わいとONJを皮肉った楽しい21のPride。2枚目は一番売れた三枚の作品。パワーステでもパーマーのかっこよさは際立ち、Duran Duran のリズムにもこの2で存分にボーカル力を発揮。そして完成度の高いアルバムRiptideから4−6のとても渋い大人のロックっていった感じでしょうか。9,10と大ヒットしたHeavy Novaからのひねりのある完成度の高い曲が続きます。個人的に大好きなアルバムDon't Explain('90)から。ジャズへのアプローチもあったりレゲエ、ソウルといろいらな表情が見える11-13。特に13のマービン・ゲイへの敬意に満ちた熱唱は!以降の4枚のアルバムから一曲ずつと、最後にライブで名曲3曲を懐かしみ、本当に生で一度聴きたかったと心から思わせるアンソロジーになっています。 (2004-02-19)
[5点] 安らかに・・・・
80年代中期に彼に出会って最高に幸せでした。素晴らしい歌声とビシッと着こなしたスーツ姿に大変憧れました。彼のような大人になりたいと真剣に思っていたことを思い出します。disc2に収録されているパワー・ステーション以降は興味が無いと言う人もいますが、私はdisc1の作品もひっくるめて全て大好きです。アルバムに、自分の趣味を次々と反映させた彼の作品がもう二度と聞けないのは堪らなく残念です。ご冥福をお祈りいたします。 (2003-09-28)
[5点] 家宝です
たくさんベスト・アルバムが発表されているロバート・パーマーの唯一の2枚組ベスト、Power Station名義のGet It On、マービン・ゲイ・メドレーをふくむ最高の内容です、1枚ものベストではどうしても物足りない感じをうけるだけの名作の多いひとですから、2枚組で価格も手ごろな本作は大推薦できます、 (2003-01-18)
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Sneakin' Sally Through the Alley


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 6件
[4点] ああ、気付いて良かった
以前、知人から"R.パーマーって、どうよ?"と聞かれた際には、私の頭の中には80s中期のパワース・テーションで急に一般的な知名度を得た人、前後してR.パーマー自身のアルバム・セールスも好調であった事が浮かび、正直、"売れ線狙いの人"という印象が強かったというのが事実です。
確かに、若干その気配は感じていたものの、知人にR.パーマーのデビュー作である本作('74年作)を薦められて入手。そして、自身の思い込みの浅はかさに思い至ったという顛末です(^^;
トコトン、ダンディズムに徹する事だって出来たはず(?)だと思うのですが、流れ出してきた音は紛れも無くアーシーなR&B、セカンドライン・ファンク系の作品としてかなりの素晴らしさではないですか。
L.ジョージ(g)の参加および共作も含み、A.トゥーサン、ミーターズといったニューオーリンズ・サウンドへの強い思い入れはこの後の作品でも続いてゆきますが、何はともあれ、非常に広いレンジにある音楽性と踏ん張りを効かせたボーカルスタイル。80sの彼だけを見ていて(聴いていて)は判らないと共に、"その人に歴史あり"という言葉を今更ながら重く受け止めている次第です(^^; (2006-12-10)
[5点] かなりイメージ違う…
ワタクシ的には、MTV全盛の頃、レンタル店でこの人のにや〜とした笑顔のアルバム(Riptideですね)がずら〜っと並んでいて、音もあの頃の流行の音で、勿論当時はパス!でした…いやー全然知らなかったっすよ。実はデビュー盤のコレはAllen ToussaintとかMetersとかと関係があるなんてね。聴いてみると、おおおかっこいい!!もろMetersでーす、という感じ。これは買いですね。かなり得した気分。 (2004-11-22)
[5点] セカンドラインファンクの最高傑作
 ニューオリンズ〜セカンドラインファンクの名盤は数あれど、個人的にその中でも最高と思っているのが、本作=ロバートパーマーのデビュー作です。
 とにかく冒頭の3曲メドレーが素晴らしいの一言。ミーターズ、ローウェルジョージ等の一流のミュージシャンによる最高にファンキーでグルーヴィーな演奏をバックに、彼が艶かしく色気のある絶品のヴォーカルを披露してくれます。昔、ミュージックマガジン誌のレビューで高橋健太郎氏がこのアルバムに10点満点を点け、奇跡の競演と評されていましたが、それも頷ける名唱名演です。彼はこうしたミディアム系のファンキーチューンにおけるヴォーカルが実に上手い。白人系アーティストの中では屈指と言えるでしょう。
 80年代に入って本格的にブレイクし、近年も地味ながら精力的に活動を続けていただけに、急逝されたのが何とも惜しまれます。是非多くの人に聴いて頂きたい希有の名盤です。
  (2004-09-25)
[4点] 水を得た魚のような自由奔放な歌声
いきなりSailin' Shoesから始まる。熱く厚い音はパーマーとLowell Georgeのコラボレイトの賜物だ。「恋に溺れて」からしかボブを知らなかったボクにとってこれほどのショックはあまりない。

Metersをバックに唄うロバートの水を得た魚のような自由奔放な歌声はとても気持ちがいい。唯一の問題は、やはり唄っているのが都会の白人だとわかってしまうところだろう。声に迫力がない。。。と書いて思った、あまりの気持ちよさに力が入らなかったのだろうか? (2004-07-31)

[5点] Blue Eyed Soul
まなんだな、若いのに老成した歌い込み。もったいないことしたな。このアルバムのロバートが一番いきいきしているかも。ニューオーリンズ音楽に注目していたこのシンガーは自分にとってスリリングに感じる音楽をそのまま歌ってた。豊潤でファンキー+スワンピー+黒人音楽のおいしい部分(熱狂的でパワフル)がたんまりと詰まっている。こんなのはビギナーにはなかなかわかりにくい世界。まんま黒人なボーカルスタイルは売れ線とは関係ない趣味の世界。趣味の世界にどっぷりなデビューアルバム、完成度は高い。パワー全開だ。これぞカーニバル。
   10点中10点 (2003-10-21)
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Live at the Apollo


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.0/ 総数: 2件
[4点] 珍しい!!パーマーのライブ版
 パーマー自身も日本であまりライブをやっていないので貴重だと思う。
2000年ニューヨークでのライブを収めたアルバム。パワーステーショ
ンが復活した頃で『SOME LIKE IT HOT』から始まる。
 なかなか珍しい&味わい深い選曲で4曲目『TELL ME I'M NOTDREAMING』をライブ版で聞けるとは・・・。その後は『LOOKING FOR CLUES』『PRIDE』と80年代を連発!!。
さらに10曲目『JOHNNY&MARY』(!!)のサービス付。13曲目『FLESH WOUND』からライブはヒートアップし佳境を迎える。パーマーの声量に圧倒させらる、ライブのほうがアルバムより迫力があるのだから。『ADDICITED TO LOVE』でライブはラストを迎える。
アンコールを望みたい気持ちで一杯だが、彼はもう逝ってしまっているだよな・・・。
  (2005-07-03)
[4点] 絶頂期のロバート・パーマー
アルバムごとに全く違う音楽性をみせる、1989年収録、同氏 選曲による唯一の公式ライヴアルバム。

『パワー・ステーション』『リップタイド』『へヴィ・ノヴァ』といったいわゆる大ヒット後のアルバムからの選曲のほか、80年代初期に発表された『クルーズ』など いわゆる「売れる前」のアルバムからの選曲からも、同氏の自分の曲に対する一貫した「こだわり」が感じとられ、ファンとしては微笑ましい。

特筆すべきは、鳥肌ものの同氏の"声"。結果的に遺作となってしまった『ドライヴ』でも健在だったが、ライヴでのヴォーカルはもっとすごい。黒っぽい、白っぽいといった人種固有の声の概念を軽々と飛び越えた、魂の発露。

"唯一"という言葉は、同氏のようなアーティストにこそふさわしい。 (2005-04-22)

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Clues


【ユーザーによる評価】 平均評価: 4.5/ 総数: 2件
[5点] ひのまる劇場(懐!
ひのまる劇場という漫画がありまして、江口寿史作の素晴らしく'80sを感じる名作なんですが、これの第1話の冒頭、主人公が朝の目覚めに、部屋中散らばっているレコードの中から寝そべったままレコードプレイヤーにかけていたのが、このCluesでした。

1曲目から、不思議なビートでして、軽い感じの、テクノというのでしょうか。今聴くととても新鮮です。
他、あれ?これTVのCMで流れてたっけ?というような曲もあります。
ビートルズのNot a second timeをカバーしたのはエライ!これもCMでながれてたっけか… (2006-09-09)
[4点] ロバートパーマーのエレポップアルバム
1980年発売の作品。

独自の解釈とかでなくモロです。
後のヒットチャートっぽい濃い
作品がダメだと思った人もこれ
はいけるかも。

ジャケはウォークマン着けた姿
です。テクノなイメージ?
gary numanが参加して半分近く
自分色に染め上げてます。
でも声マネしてるとかでは無く
いつも通りのパーマーって感じ
で、がっぷり四つに組んでます

telekon収録のi dream of wires
をカヴァしてます。声張り上げる
とphil oakeyみたいなんですけど
不思議と全然NEW WAVE臭く無い。
これは個性ですね。

1980年頃の英国エレポップは
沢山聴いたので。もう飽きたん
じゃないかと思ってましたが
いい時代のいい作品は、やっぱ
いいですよ!!驚いた!
johnny and maryのイントロ
なんて最高!

もちろんヒットチャートぽい

濃ゆいロックンロール曲、
ポップス曲も入ってます。
万人受け出来そう。

代表作では無いようで、あんまり
レヴューも見掛けないですよね。
勿体ない。エレポ好きな人は是非! (2003-12-24)

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